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枕席
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ちんせき
ふりがな文庫
“
枕席
(
ちんせき
)” の例文
芸妓の芸が音曲舞踊の芸ではなくして
枕席
(
ちんせき
)
の技巧を意味せられる時代には、
通人
(
つうじん
)
はもはや昔のように優れた享楽人であることを要しないのである。
享楽人
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
品は初子が亀千代を生んだ年に二十一歳で浜屋敷に仕へることになつて、
直
(
すぐ
)
に綱宗の
枕席
(
ちんせき
)
に
侍
(
じ
)
したらしい。
或
(
あるひ
)
は初子の産前産後の時期に
寵
(
ちよう
)
を受けはじめたのではなからうか。
椙原品
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
蓋
(
けだ
)
シ典薬寮味原樹、
掃部
(
かもん
)
寮大庭ガ
庄
(
しょう
)
ナリ、摂津ノ国ニ
到
(
いた
)
レバ神崎
蟹島
(
かにしま
)
等ノ地アリ、此門連戸、人家絶ユルコトナク、
倡女
(
しょうじょ
)
群ヲ成シテ
扁舟
(
へんしゅう
)
ニ
棹
(
さお
)
サシ、舶ヲ
看撿
(
かんけん
)
シテ以テ
枕席
(
ちんせき
)
ヲ
薦
(
すす
)
ム、声ハ渓雲ヲ過ギ
蘆刈
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
夜中
枕席
(
ちんせき
)
冷かなり
崩浪亭主人
(旧字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
枕
常用漢字
中学
部首:⽊
8画
席
常用漢字
小4
部首:⼱
10画
“枕”で始まる語句
枕
枕頭
枕許
枕元
枕辺
枕屏風
枕木
枕上
枕詞
枕邊