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『享楽人』
ふりがな文庫
『
享楽人
(
きょうらくじん
)
』
五、六年前のことと記憶する。ある夜自分は木下杢太郎と、東京停車場のそのころ開かれてまだ間のない待合室で、深い腰掛けに身を埋めて永い間論じ合った。何を論じたかは忘れたが、熱心に論じ合った。二人の意見がなかなか近寄って来なかった。そこを出て大手 …
著者
和辻哲郎
ジャンル
哲学 > 東洋思想 > 日本思想
初出
「人間」1921(大正10)年5月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
枕席
(
ちんせき
)
類
(
たぐい
)
鞭
(
むち
)
酪駝
(
らくだ
)
通人
(
つうじん
)
蜜柑
(
みかん
)
纏絡
(
てんらく
)
発途
(
はっと
)
畢竟
(
ひっきょう
)
無礙
(
むげ
)
楡
(
にれ
)
乃至
(
ないし
)
撒
(
ま
)
広濶
(
こうかつ
)
培
(
つちか
)
囚
(
とら
)
嗟嘆
(
さたん
)
嗅覚
(
きゅうかく
)
嗅
(
か
)
和
(
なご
)
儲
(
もう
)
偏盲
(
へんもう
)