“だいこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ダイコ
語句割合
大根68.8%
太鼓18.8%
幇間6.3%
太根3.1%
蘿蔔3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほそ大根だいこを三四ほんぶらげて、今日けふ御馳走ごちそうつてたとつて、それを宜道ぎだうてもらつてつた。宜道ぎだう宗助そうすけその相伴しやうばんをした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
また、やぶれ太鼓だいこや、やぶれ銅鑼どらを打ち鳴らすので、町中の男女や子供がわいわいと寄りたかり、木驢きうまの上の罪人を目がけて
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幇間だいこも兼ねてゐる、跛者びつこ眇目めつかちで、リゴレツトに丁髷ちよんまげを結はせたやうな中年者でした。
軽く手をつや、そのくらに積めるままなるかぶ太根だいこ人参にんじんるい、おのずから解けてばらばらと左右に落つ。駒また高らかに鳴く。のりつけほうほう。——
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
古風作者こふうさくしゃかきそうな話し、味噌越みそこし提げて買物あるきせしあのおたつが雲の上人うえびと岩沼いわぬま子爵ししゃくさま愛娘まなむすめきいて吉兵衛仰天し、さてこそ神も仏も御座る世じゃ、因果覿面てきめん地ならしのよい所に蘿蔔だいこは太りて
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)