“たんてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
探偵94.4%
端艇2.8%
短艇2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの馬鹿女郎めろうめ、今ごろはどこに何をしているか、一つ探偵たんていをしてやろうと、うちわを持ったまま、散歩がてら、僕はそとへ出た。
耽溺 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)
してると、端艇たんていは、何時いつにか印度洋インドやう名高なだか大潮流だいてうりう引込ひきこまれたのであらう。わたくしなんとなくのぞみのあるやうかんじてたよ。
おどろいてつむりげると、いましも一個いつこ端艇たんてい前方ぜんぽう十四五ヤードの距離へだゝりうかんでる、これ先刻せんこく多人數たにんずうつたために、轉覆てんぷくしたうち一艘いつさうであらう。
と手真似で知らせますると、島人はうなずき、へらのような物を出しまして、ギュウ/\と漕ぎ始めました。只今の短艇たんていのようなものと見えます。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)