“はぶね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三版50.0%
端艇50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我がこの時の心を物に譬へて言はゞ、商人のおのが舟の沈みし後、身一つを三版はぶねに助け載せられて、知らぬ島根に漕ぎゆかるゝが如しといふべき
舟は我熱をさますに宜しからんとおもへば乘りぬ。舟人はさを取りて岸邊を離れ、帆を揚げて風に任せたるに、さゝやかなる端艇はぶねこゝろよく、紅の波をしのぎ行く。