“たえ/″\”の漢字の書き方と例文
語句割合
絶々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と苦しいから早く自殺しようと鎌の柄に取りすがるを新吉は振り払って、鎌を取直し、わが左の腹へグッと突き立て、つかを引いて腹を掻切かききり、夫婦とも息は絶々たえ/″\に成りました時に、宗觀は
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
はまだけねどふりしきるゆき人足ひとあし大方おほかた絶々たえ/″\になりておろ商家しやうかこゝかしことほ按摩あんまこゑちかまじいぬさけびそれすらもさびしきを路傍みちばたやなぎにさつとかぜになよ/\となびいてるは粉雪こゆき
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いき絶々たえ/″\と成て頼みなき世の有樣に熟々つく/″\思ひめぐらす樣如何なればかゝ無實むじつの罪にかゝりし事ぞ是も前世の業因ごふいんならんと斷念あきらめながらもあまりと云へばなさけなし是まつた伯父をぢ九郎兵衞が賄賂まいない
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)