“すゐそん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水損66.7%
水村33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つとめ父傳藏に至り水損すゐそん打續うちつゞき其上災害さいがいならび至りて田畑殘りなく失ひせがれ傳吉十六歳のときおや傳藏は病死なし母一人殘り孝行かうかう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
甘干あまぼしかきたやうに、のきへぶらげてりましつけ、……水損すゐそん山抜やまぬけ、御維新ごゐしん以来このかた城趾しろあとくさへる、ほりまる、むらさとくなりましたところへ、みちかはつて、旅人たびびととほらぬけえに
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
が若かりし時水村すゐそんの一農夫のうふ、寒あけてのちかはをそのとりたるさけうばひ、これをくらひてねつになやみ、三日にして死たる事あり、さればたゝりあるといふ口碑かうひせつしゆべからず。