水損すゐそん)” の例文
つとめ父傳藏に至り水損すゐそん打續うちつゞき其上災害さいがいならび至りて田畑殘りなく失ひせがれ傳吉十六歳のときおや傳藏は病死なし母一人殘り孝行かうかう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
甘干あまぼしかきたやうに、のきへぶらげてりましつけ、……水損すゐそん山抜やまぬけ、御維新ごゐしん以来このかた城趾しろあとくさへる、ほりまる、むらさとくなりましたところへ、みちかはつて、旅人たびびととほらぬけえに
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)