“すゐげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水源66.7%
垂言33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(あか川の事はこゝにいはず、千曲川一名を信濃川ともいふ、くまの字をも用ふ)千曲川の水源すゐげんは信濃越後飛騨の大小の川々あまたながあひて此大河をなす也。
利根とね水源すゐげん確定かくていし、越後えちごおよ岩代いわしろ上野かうずけの国境をさだむるを主たる目的もくてきとなせども、かたは地質ちしつ如何いかん調査てうさし、将来しやうらい開拓かいたくすべき原野げんやなきやいなや良山林りやうさんりんありやいなや
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
されども人毎ひとごと業用げふようにさゝへて時をうしなふか、又は一夜の大雪にかの水源すゐげんふさぐ時は、水あぶれひくき所をたづねながる。
いよ/\利根の水源すゐげん沿ふてさかのぼる、かへりみれば両岸は懸崖絶壁けんがいぜつぺき、加ふるに樹木じゆもく鬱蒼うつさうたり、たとひからふじて之をぐるを得るもみだりに時日をついやすのおそれあり、故にたとひ寒冷かんれいあしこふらすとも
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
家時、凡庸ぼんようなりといへ、いかで祖廟そべう垂言すゐげんに報ふなく、生をぬすんで晏如あんじよたりえん。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)