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こうつけん
ふりがな文庫
“こうつけん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
哥鬱賢
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
哥鬱賢
(逆引き)
言ふにも及ばない事、
奴隷
(
どれい
)
の恥も、
苦
(
くるし
)
みも、孫一は、其の座で
解
(
と
)
けて、娘の
哥鬱賢
(
こうつけん
)
が
贐
(
はなむけ
)
した其の鸚鵡を肩に
据
(
す
)
ゑて。
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
言
(
い
)
ふにも
及
(
およ
)
ばない
事
(
こと
)
、
奴隷
(
どれい
)
の
恥
(
はぢ
)
も、
苦
(
くるし
)
みも、
孫一
(
まごいち
)
は、
其
(
そ
)
の
座
(
ざ
)
で
解
(
と
)
けて、
娘
(
むすめ
)
の
哥鬱賢
(
こうつけん
)
が
贐
(
はなむけ
)
した
其
(
そ
)
の
鸚鵡
(
あうむ
)
を
肩
(
かた
)
に
据
(
す
)
ゑて。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
母親
(
はゝおや
)
が
曲彔
(
きよくろく
)
を
立
(
た
)
つて、
花
(
はな
)
の
中
(
なか
)
で
迎
(
むか
)
へた
處
(
ところ
)
で、
哥鬱賢
(
こうつけん
)
は
立停
(
たちど
)
まつて、
而
(
そ
)
して……
桃
(
もゝ
)
の
花
(
はな
)
の
重
(
かさな
)
つて、
影
(
かげ
)
も
染
(
そ
)
まる
緋色
(
ひいろ
)
の
鸚鵡
(
あうむ
)
は、お
孃
(
ぢやう
)
さんの
肩
(
かた
)
から
翼
(
つばさ
)
、
飜然
(
ひらり
)
と
母親
(
はゝおや
)
の
手
(
て
)
に
留
(
と
)
まる。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其処
(
そこ
)
へですよ、奥深く居て顔は見せない、娘の
哥鬱賢
(
こうつけん
)
から、
妼
(
こしもと
)
が一人
使者
(
つかい
)
で出ました……
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
其處
(
そこ
)
へですよ、
奧深
(
おくふか
)
く
居
(
ゐ
)
て
顏
(
かほ
)
は
見
(
み
)
せない、
娘
(
むすめ
)
の
哥鬱賢
(
こうつけん
)
から、
妼
(
こしもと
)
が
一人
(
ひとり
)
使者
(
つかひ
)
で
出
(
で
)
ました……
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此が、
哥太寛
(
こたいかん
)
と云ふ、
此家
(
ここ
)
の
主人
(
あるじ
)
たち夫婦の秘蔵娘で、今年十八に成る、
哥鬱賢
(
こうつけん
)
と云うてね、島第一の美しい人のものに成つたの。和蘭陀の公子は
本望
(
ほんもう
)
でせう……実は其が望みだつたらしいから——
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
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