“くわさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
火災70.0%
桑西10.0%
禍災10.0%
花釵10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しも太古たいこたみ地震ぢしんおそれて、石造せきざう家屋かをくつくらなかつたと解釋かいしやくするならば、そのまへに、なにゆゑにかれ火災くわさいおそれて石造せきざういへつくらなかつたかを説明せつめいせねばならぬ。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
道は追々と勾配を増すが、間明野まみょうのを過ぎて桑西くわさいに至る迄は迷うようなことは滅多にない。極めて寒村らしく想像される沿道の部落も、見窄みすぼらしい住居は余り見受けなかった。
初旅の大菩薩連嶺 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
あるひえらんでこれみ、ときにしてしかのちこといだし、くに(五六)こみちらず、(五七)公正こうせいあらざればいきどほりはつせず、しか禍災くわさいものげてかぞからざるなりはなはまどふ。
姉の頭にはデモクラシー(共和制)と云へる銀簪ぎんしん燦然さんぜんたり、インヂビヂユアリズム(個人制)といへる花釵くわさいきらめけり、クリスチアン・モラリチーも亦た飾られたり、真に之れ絶世の美人なり。
国民と思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)