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くちゑ
語句 | 割合 |
口繪 | 50.0% |
口画 | 25.0% |
口絵 | 25.0% |
おなじ
半帕でも、
金澤の
貸本屋の
若妻と
云ふのが、
店口の
暖簾を
肩で
分けた
半身で、でれりと
坐つて、いつも
半帕を
口に
啣へて、うつむいて
見せた
圖は、
永洗の
口繪の
艷冶の
態を
眞似て
謎も有れば
画探しも有る、
首の
方には小説を
掲げて、
口画も
挿画も有る、
是が
総て社員の手から
成るので、
其の
筆耕は
山田と
私とで
分担したのです、
山田は
細字を
上手に書きました、
私のは
甚だ
醜い
蘿月は色の白い眼のぱつちりした
面長の
長吉と、
円顔の
口元に
愛嬌のある
眼尻の
上つたお
糸との、若い美しい二人の
姿をば、
人情本の作者が
口絵の
意匠でも考へるやうに