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いちだう
揃つて
浮足に
成つて、
瑪瑙の
八ツ
橋を
渡ると、
奧の
方に
又一堂。
其處へ
入ると
伽藍の
高天井。
素通りに
進んで、
前庭へ
拔けると、
再び
其處に
別亭あり。
噴水あり。
突當りは、
數寄を
凝して
瀧まで
懸る。
然るに
彼方怪の
船は
敢て
此信號には
應答へんともせず、
忽ち
見る
其甲板からは、
一導の
探海電燈の
光閃々と
天空を
照し、つゞいてサツとばかり、
其眩ゆき
光を
我が
甲板に
放げると
共に、
滊笛一二
聲