“いしあたま”の漢字の書き方と例文
語句割合
石頭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きよとんとして、小姉ちひねえふたゝつゝみわたすと、だまつてちやみにく、石頭いしあたまのすくんだ、——まるさ。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
どうか世間の石頭いしあたまへもけて呑ませてやりたいものだ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
ぐにのこつたのに醤油したぢをつける。ほとんくうで、やつこは、あひだれいの、をきよろつかせる、はなをひこつかせる、くちびるをへしげる。石頭いしあたまる、ごすりをする、傍見わきみをする。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
……石頭いしあたまかどのある、大出額おほおでこで、くちさかさのへのに、饒舌おしやべりをムツと揉堪もみこたへ、横撫よこなでがくせ鼻頭はなさきをひこつかせて、こいつ、日暮里につぽりけむりより、何處どこかのうなぎぎさうな、團栗眼どんぐりまなこがキヨロリとひかつて
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)