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鮭
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しゃけ
ふりがな文庫
“
鮭
(
しゃけ
)” の例文
殺したに違いあるまい。うんにゃ、隠したって駄目だ。お上の眼は
晦
(
くら
)
ませても俺の眼は
誤魔化
(
ごまか
)
せねえ。あの水の中で、
鮭
(
しゃけ
)
のように腹を
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
尤も
後
(
のち
)
には悪友の悪感化を受けて、友達と一緒に近所の
掃溜
(
はきだめ
)
へ首を突込み、
鮭
(
しゃけ
)
の頭を
舐
(
しゃぶ
)
ったり、
通掛
(
とおりがか
)
りの知らん犬と喧嘩したり
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
震えるない震えるない、何もそう、
鮭
(
しゃけ
)
の
天窓
(
あたま
)
を刻むようにぶりぶりするこたあねえ、なぐり込に来たのなら、
襷
(
たすき
)
がけで
顱巻
(
はちまき
)
よ、
剃刀
(
かみそり
)
でも用意をしていらあ。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
干物
(
ひもの
)
のおいしいのを持って来て欲しいとか、この間の
鮭
(
しゃけ
)
は
不味
(
まず
)
かったとか、そういうようなことを言っている。
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「
節季
(
せっき
)
師走
(
しわす
)
に気の毒だな。あんまりいい御歳暮でも無さそうだが、
鮭
(
しゃけ
)
の頭でも拾う気でやってくれ」
半七捕物帳:17 三河万歳
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
山猫は、
鮭
(
しゃけ
)
の頭でなくて、まあよかったというように、口早に馬車別当に云いました。
どんぐりと山猫
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
どうも変に痛いねえ、旦那え、屹度これから改心して國藏が畳の上で死なれるようになった時にゃア旦那へ意趣返しのしようはねえが、
私
(
わっち
)
が改心した上で鼻の曲った
鮭
(
しゃけ
)
でも持って来たらば
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
張り揚げて「おや棚へ上げて置いた
鮭
(
しゃけ
)
がない。大変だ。またあの黒の
畜生
(
ちきしょう
)
が取ったんだよ。ほんとに憎らしい猫だっちゃありゃあしない。今に帰って来たら、どうするか見ていやがれ」と
怒鳴
(
どな
)
る。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
役所の帰りに
鮭
(
しゃけ
)
を
二切
(
ふたきれ
)
竹の皮に包んで
提
(
さ
)
げて来る気になる、それが普通だと、まあ、思って自ら慰めている。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
私
(
わし
)
ゃア
無一国
(
むいっこく
)
な人間で、
忌
(
いや
)
にお
侍
(
さむれえ
)
へ上手を
遣
(
つか
)
ったり、窮屈におっ
坐
(
つわ
)
る事が出来ねえから、
矢張
(
やっぱり
)
胡坐
(
あぐら
)
をかいて
草臥
(
くたび
)
れゝば寝転び、腹が
空
(
へ
)
ったら胡坐を掻いて、塩引の
鮭
(
しゃけ
)
で茶漬を
掻込
(
かっこ
)
むのが
旨
(
うめ
)
えからね
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お前が
鮭
(
しゃけ
)
のせんばいでお酒を飲みてえものだというから……
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“鮭”の意味
《名詞》
(さけ): 魚の一種。さけを参照。サーモンともいう。
(出典:Wiktionary)
“鮭(サケ)”の解説
サケ(鮭、石桂魚、鮏、年魚、Oncorhynchus keta)は、サケ目サケ科サケ属の魚。狭義には種としてのO. keta の標準和名であるが、広義にはサケ類一般を指すことが多い。
ここでは種としての「サケ」、通称「シロザケ」について解説する。
(出典:Wikipedia)
鮭
漢検準1級
部首:⿂
17画
“鮭”を含む語句
塩鮭
乾鮭
生鮭
干鮭
紅鮭
鹽鮭
鮭時
鮭鱒
鮭捕船
初鮭
鮭鮓
鮭船
鮭肉色
鮭皮靴
塩引干鮭
鮭探
小鮭川
鮭川
銀鮭
塩引鮭
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