“紅鮭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
べにざけ50.0%
レッドサモン50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南海に流れてくるうちに、船底の冷凍室の紅鮭べにざけやオットセイが、腐敗しはじめた。急速度に腐敗し、臭気は、船底一杯に充満し、船室に居られなくなった。
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
それから、日本の極北パラムシロ島近海へ往って、何食わぬ顔で、日本の漁船から、紅鮭べにざけをうんと買込んで、ラッコやオットセイといっしょに、冷凍室に詰込んでしまった。
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
紅鮭レッドサモンは要するに紅鮭レッドサモンで非常に態度が鮮明だが、銀鮭シルバーサモンとなると、そのうちのあるものは王鮭キングサモンに似、あるものは鼻曲りにそっくりで、そのくせ雑種というのでもない。中間的なはっきりしない存在である。
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)