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雌鳥
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めんどり
ふりがな文庫
“
雌鳥
(
めんどり
)” の例文
雌鳥
(
めんどり
)
を前にあらゆる工夫と努力を傾け尽して、求愛の
踊
(
おどり
)
を踊り続ける
雄鳥
(
おんどり
)
のように真に精根を傾け尽して、精根限り喋って居たのです。
奇談クラブ〔戦後版〕:17 白髪の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
其處
(
そこ
)
には
山椿
(
やまつばき
)
の
花片
(
はなびら
)
が、
此
(
こ
)
のあたり
水中
(
すゐちう
)
の
岩
(
いは
)
を
飛
(
と
)
び
岩
(
いは
)
を
飛
(
と
)
び、
胸毛
(
むなげ
)
の
黄色
(
きいろ
)
な
鶺鴒
(
せきれい
)
の
雌鳥
(
めんどり
)
が
含
(
ふく
)
みこぼした
口紅
(
くちべに
)
のやうに
浮
(
う
)
く。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
吾々が眼色を変えているのとは違って、蜂須賀家になんらのかかわりもない
雌鳥
(
めんどり
)
などを、血眼で、追い廻しているたわけ者があるものか、行ってはならん!
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なるほど、
日数
(
ひかず
)
がたつにつれて、
雌鳥
(
めんどり
)
は
毎日
(
まいにち
)
卵
(
たまご
)
を
産
(
う
)
みはじめました。一
日
(
にち
)
とて
休
(
やす
)
みなく
産
(
う
)
んだのであります。
金持
(
かねも
)
ちは、
毎日
(
まいにち
)
新鮮
(
しんせん
)
な
卵
(
たまご
)
を
食
(
た
)
べられるので
喜
(
よろこ
)
びました。
金持ちと鶏
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「はい、貴方のしてゐらつしやる通りに
遣
(
や
)
りますわ。」と夫人は急に
雌鳥
(
めんどり
)
のやうに鼻息を荒くした。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
何ぞと見るに
雉子
(
きじ
)
の
雌鳥
(
めんどり
)
なれば、あわれ狩する時ならばといいつつそのままやみしが、大路を去る
幾何
(
いくばく
)
もあらぬところに雉子などの遊べるをもておもえば、
土地
(
ところ
)
のさまも測り知るべきなり。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
雌鳥
(
めんどり
)
を追つかけて一直線に
翔
(
か
)
けてゆく
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
夫
(
つま
)
呼
(
よ
)
ぶ
雉子
(
きじ
)
の
雌鳥
(
めんどり
)
も
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
雉子
(
きじ
)
の
雌鳥
(
めんどり
)
や
おさんだいしよさま
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
府中の宿よ、人に
情
(
なさけ
)
を掛川の宿よ。
雉子
(
きじ
)
の
雌鳥
(
めんどり
)
天守物語
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
雌
常用漢字
中学
部首:⾫
14画
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
“雌鳥”で始まる語句
雌鳥羽