トップ
>
長吉
>
ちようきち
ふりがな文庫
“
長吉
(
ちようきち
)” の例文
今更
(
いまさら
)
ながら
長吉
(
ちようきち
)
の
亂暴
(
らんぼう
)
に
驚
(
おどろ
)
けども
濟
(
す
)
みたる
事
(
こと
)
なれば
咎
(
とが
)
めだてするも
詮
(
せん
)
なく、
我
(
わ
)
が
名
(
な
)
を
借
(
か
)
りられしばかりつく/″\
迷惑
(
めいわく
)
に
思
(
おも
)
はれて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
信如
(
しんによ
)
は
机
(
つくえ
)
の
引出
(
ひきだ
)
しから
京都
(
きやうと
)
みやげに
貰
(
もら
)
ひたる、
小鍛冶
(
こかぢ
)
の
小刀
(
こがたな
)
を
取出
(
とりだ
)
して
見
(
み
)
すれば、よく
利
(
き
)
れそうだねへと
覗
(
のぞ
)
き
込
(
こ
)
む
長吉
(
ちようきち
)
が
顏
(
かほ
)
、あぶなし
此物
(
これ
)
を
振廻
(
ふりまわ
)
してなる
事
(
こと
)
か。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
後刻
(
のち
)
に
學校
(
がくかう
)
で
逢
(
あ
)
はうぜの
約束
(
やくそく
)
、
信如
(
しんによ
)
は
田町
(
たまち
)
の
姉
(
あね
)
のもとへ、
長吉
(
ちようきち
)
は
我家
(
わがや
)
の
方
(
かた
)
へと
行別
(
ゆきわか
)
れるに
思
(
おも
)
ひの
止
(
とゞ
)
まる
紅入
(
べにいり
)
の
友仙
(
ゆうぜん
)
は
可憐
(
いぢら
)
しき
姿
(
すがた
)
を
空
(
むな
)
しく
格子門
(
かうしもん
)
の
外
(
そと
)
にと
止
(
とゞ
)
めぬ。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
まつりの趣向も我れよりは花を咲かせ、
喧嘩
(
けんくわ
)
に手出しのなりがたき仕組みも有りき、今年又もや負けにならば、誰れだと思ふ横町の
長吉
(
ちようきち
)
だぞと
平常
(
つね
)
の力だては
空
(
から
)
いばりとけなされて
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
“長吉”で始まる語句
長吉殺
長吉風情