“此物”の読み方と例文
読み方割合
これ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小鍛冶の小刀を取出して見すれば、よくれそうだねへと覗き込む長吉が顏、あぶなし此物これを振廻してなる事か。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
信如は机の引出しから京都みやげにもらひたる、小鍛冶こかぢ小刀こがたなを取出して見すれば、よく利れそうだねへとのぞき込む長吉が顔、あぶなし此物これを振廻してなる事か。
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
信如しんによつくえ引出ひきだしから京都きやうとみやげにもらひたる、小鍛冶こかぢ小刀こがたな取出とりだしてすれば、よくれそうだねへとのぞ長吉ちようきちかほ、あぶなし此物これ振廻ふりまわしてなることか。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)