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金剛杖
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こんがうづゑ
ふりがな文庫
“
金剛杖
(
こんがうづゑ
)” の例文
いで、
戰場
(
せんぢやう
)
に
臨
(
のぞ
)
む
時
(
とき
)
は、
雜兵
(
ざふひやう
)
と
雖
(
いへど
)
も
陣笠
(
ぢんがさ
)
をいたゞく。
峰入
(
みねいり
)
の
山伏
(
やまぶし
)
は
貝
(
かひ
)
を
吹
(
ふ
)
く。
時節
(
じせつ
)
がら、
槍
(
やり
)
、
白馬
(
しろうま
)
といへば、モダンとかいふ
女
(
をんな
)
でも
金剛杖
(
こんがうづゑ
)
がひと
通
(
とほ
)
り。
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
旅館の主人、馬を勧め、
剛力
(
がうりき
)
を勧め、
蓆
(
ござ
)
を勧め、
編笠
(
あみがさ
)
を勤む、皆之を
卻
(
しりぞ
)
く、この極楽の山、
只
(
たゞ
)
一本の
金剛杖
(
こんがうづゑ
)
にて足れりと
広舌
(
くわうぜつ
)
して、朝まだき裾野を
往
(
ゆ
)
く。
霧の不二、月の不二
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
今度は威儀を
正
(
たゞ
)
したつもりか、犬をどしの短いのを一本差して、右手に
金剛杖
(
こんがうづゑ
)
ほどの六尺棒まで持つて居ります。
銭形平次捕物控:193 色若衆
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
洗ひ
嗽
(
うがひ
)
などして
暑
(
あつさ
)
を
凌
(
しの
)
ぎ
休
(
やす
)
らひ居たり此處は景色もよく後ろは
須走
(
すはし
)
り前は
山中
(
やまなか
)
の湖水と
打眺
(
うちなが
)
め居る彼方の
坂
(
さか
)
より
行衣
(
ぎやうい
)
に
襷
(
たすき
)
を
懸
(
かけ
)
て
金剛杖
(
こんがうづゑ
)
を突ながら
鈴
(
すゞ
)
の
音
(
ね
)
と
倶
(
とも
)
に來る富士同者あり
渠
(
かれ
)
も此處に休み水を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
剛
常用漢字
中学
部首:⼑
10画
杖
漢検準1級
部首:⽊
7画
“金剛”で始まる語句
金剛石
金剛
金剛山
金剛杵
金剛不壊
金剛寺坂
金剛砂
金剛纂
金剛力
金剛経