遺蹟いせき)” の例文
日本につぽん貝塚かひづかやその石器時代せつきじだい遺蹟いせきから發見はつけんされる石器せつき非常ひじようすうであつて、よくもこんなにたくさん石器せつきがあるものかとおどろくくらゐあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
間もなく歳子は牧瀬が中央亜細亜アジアへ、決死的な古代建築の遺蹟いせきの発掘に出発したといふ消息を兄から聞いた。
夏の夜の夢 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
ヨハンがいった人参畑にんじんばたけ——、継ぎ合せた樟板くすいたの絵図によって明確に教えられたピオの遺蹟いせきはそこの血塚!
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あの偉大な尚真王代の遺蹟いせきは、真に国宝に列するもので、とりわけ石彫の美は四百年後の今日も昔のままの姿で、美しく立派なものでありました。玉御殿も墳墓ふんぼとして世にも厳粛なものでありました。
沖縄の思い出 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
ですから私共わたしども石器時代せつきじだい遺蹟いせきつても、土器どき熱心ねつしん採集さいしゆうし、ちひさい破片はへんでも見遁みのがさぬように注意ちゆういしてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
今日こんにちでは日本全國につぽんぜんこくいたところきた樺太からふと北海道ほつかいどうから本州全體ほんしゆうぜんたい四國しこく九州きゆうしゆう西にし朝鮮ちようせんみなみ臺灣たいわんまで、どこでも石器時代せつきじだい遺蹟いせき發見はつけんされぬところはありません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)