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逆上
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のぼせあが
ふりがな文庫
“
逆上
(
のぼせあが
)” の例文
「それでもまだ承知が出来ないのか。それじゃ仕様がない、降りよう。今何を言ッても解らない、
逆上
(
のぼせあが
)
ッているから」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
……
魔物
(
まもの
)
だ、
鬼
(
おに
)
だ
喚
(
わめ
)
いて、
血相
(
けつさう
)
を
変
(
か
)
へてござる……
何
(
ど
)
うも
見
(
み
)
た
処
(
ところ
)
、——
未
(
ま
)
だ
此
(
こ
)
の
上
(
うへ
)
に
逆上
(
のぼせあが
)
らつしやるなよ——
何
(
ど
)
うやら
取逆
(
とりのぼ
)
せて
居
(
ゐ
)
さつしやるが、はて
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
オホヽヽヽ
養母
(
おつか
)
さん、
逆上
(
のぼせあが
)
つて
丈
(
だけ
)
は取消にして、下ださい、外聞が悪いから——それや、
狸々
(
しやう/″\
)
花吉と
異名
(
あだな
)
取る程、酒を
呑
(
の
)
みますよ、
俳優買
(
やくしやかひ
)
では毎々新聞屋の御厄介にもなりますよ、
養母
(
おつか
)
さん
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
ナニ、心配することはない、たかの知れた馬鹿息子の言い草じゃ。しかし、ああいうやつが
逆上
(
のぼせあが
)
ると、どういうことをしでかすまいものでもない、まあ用心に
如
(
し
)
くはなしと思うて、わしはよいことを
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
して貰ひけるが或時
貴君
(
あなた
)
の御本宅は
何方
(
いづかた
)
に候やと
聞
(
きけ
)
ば老女私は馬喰町二丁目米屋市郎左衞門と云ふ
旅籠屋
(
はたごや
)
の
隱居
(
いんきよ
)
なれども
甥
(
をひ
)
が居る所は家内も
大勢
(
おほぜい
)
殊
(
こと
)
に客の有る時は百人も
押込
(
おしこむ
)
故
(
ゆゑ
)
逆上
(
のぼせあが
)
りて血の道も
起
(
おこ
)
す程の
騷
(
さわ
)
ぎ
成
(
なれ
)
ば私ばかり
物靜
(
ものしづか
)
に
消光度
(
くらしたく
)
と別宅致せしなりとの
咄
(
はなし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
唯
逆上
(
のぼせあが
)
ッた木戸番の口だらけにした
面
(
かお
)
が見える
而已
(
のみ
)
で、
何時
(
いつ
)
見ても変ッた事もなし。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
逆
常用漢字
小5
部首:⾡
9画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“逆上”で始まる語句
逆上性
逆上気味
逆上返
逆上方
逆上目
逆上薬
逆上引下
逆上氣味