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身外
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しんがい
ふりがな文庫
“
身外
(
しんがい
)” の例文
通常
(
つうじょう
)
の
人間
(
にんげん
)
は、いいことも、
悪
(
わる
)
いことも
皆
(
みな
)
身外
(
しんがい
)
から
求
(
もと
)
めます。
即
(
すなわ
)
ち
馬車
(
ばしゃ
)
だとか、
書斎
(
しょさい
)
だとかと、しかし
思想家
(
しそうか
)
は
自身
(
じしん
)
に
求
(
もと
)
めるのです。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
一瞥心機を転じて
身外
(
しんがい
)
の万物を忘れ、其旧を棄てゝ新
惟
(
こ
)
れ謀るは人間大自在の法にして、我輩が飽くまでも再縁論を主張する由縁なり。
新女大学
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
本来醜美は自身の内に存するものにして、
毫末
(
ごうまつ
)
も他に関係あるべからず。いやしくも我が一身の内に美ならんか、
身外
(
しんがい
)
満目
(
まんもく
)
の醜美は以て我が美を
軽重
(
けいちょう
)
するに足らず。
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
で
仮
(
か
)
りに
人間
(
にんげん
)
の
満足
(
まんぞく
)
と
安心
(
あんしん
)
とが、その
身外
(
しんがい
)
に
在
(
あ
)
るに
非
(
あ
)
らずして、
自身
(
じしん
)
の
内
(
うち
)
に
在
(
あ
)
るとして、また
仮
(
か
)
りに
苦痛
(
くつう
)
を
軽蔑
(
けいべつ
)
して、
何事
(
なにごと
)
にも
驚
(
おどろ
)
かぬようにしなければならぬとして、
見
(
み
)
て
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
『
暖
(
あたたか
)
い
閑静
(
かんせい
)
な
書斎
(
しょさい
)
と、この
病室
(
びょうしつ
)
との
間
(
あいだ
)
に、
何
(
なん
)
の
差
(
さ
)
も
無
(
な
)
いのです。』と、アンドレイ、エヒミチは
云
(
い
)
うた。『
人間
(
にんげん
)
の
安心
(
あんしん
)
と、
満足
(
まんぞく
)
とは
身外
(
しんがい
)
に
在
(
あ
)
るのではなく、
自身
(
じしん
)
の
中
(
うち
)
に
在
(
あ
)
るのです。』
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
“身外”の意味
《名詞》
自分の身体以外のもの。
(出典:Wiktionary)
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“身”で始まる語句
身体
身
身上
身装
身扮
身體
身動
身長
身代
身悶