“しんがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
震駭81.0%
身外4.8%
心外4.8%
辛亥4.8%
侵害3.2%
津涯1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、さまで震駭しんがいの色でもなく、後の南朝への投降も、半ば必然に来た休火山の噴煙みたいに見ていたのはふしぎといってよい現象だった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一瞥心機を転じて身外しんがいの万物を忘れ、其旧を棄てゝ新れ謀るは人間大自在の法にして、我輩が飽くまでも再縁論を主張する由縁なり。
新女大学 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それは彼のれるところとならず、わざわざ北方スコットランドのそのまた極北きょくほくのはなれ小島であるオークニー群島ぐんとうへ送りこまれたのは、はなは心外しんがいであった。
沈没男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
進藤喜平太等の玄洋社の先輩によってつちかわれた日本主義と、中国の辛亥しんがい革命に乗りだし、現地で親しく孫文や黄興の活躍する姿を望見し、親しく彼等の意見を聞いて
支那シナごと朝鮮テウセンごときはえずその侵害しんがいかふむりつゝある、此時このときあたつて、東洋とうやう覇國はこくともいふわが大日本帝國だいにつぽんていこくそのところじつおもく一ぱう東洋とうやう平和へいわたもたんが
しかして中央アジアの平原大野は渺茫びょうぼうとして限りなくはるかにゲルマン、オランダの中腹に連なり、浩乎こうことしてその津涯しんがいを知らず。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)