辛亥しんがい)” の例文
嘉永四年辛亥しんがい 始めて江戸に遊ぶ。相房そうぼうを巡遊す。横井小楠天下を歴遊す。十二月、亡邸東北行をなす。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
進藤喜平太等の玄洋社の先輩によってつちかわれた日本主義と、中国の辛亥しんがい革命に乗りだし、現地で親しく孫文や黄興の活躍する姿を望見し、親しく彼等の意見を聞いて
表紙の表には「古今先生記」と題し、裏には「嘉永四辛亥しんがい春」と書し、其下に「鈴木壽哉」の印がある。伊澤榛軒のために櫛に蒔繪したのが、此鈴木壽哉であつたことは、殆ど疑を容れない。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)