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詫入
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わびい
ふりがな文庫
“
詫入
(
わびい
)” の例文
それを
藤原喜代之助
(
ふじわらきよのすけ
)
が見兼て母に
詫入
(
わびい
)
れ、母は手ずから文治の左の腕に母という字を
彫付
(
ほりつ
)
け、「以来は其の身を母の身体と思って大切にいたせよ」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
極め成ほど
御客
(
おきやく
)
さまの云るゝ通り實は酒も肴も御座れ共是は今申通り
今晩
(
こんばん
)
村
(
むら
)
の
寄合
(
よりあひ
)
に
使
(
つか
)
ふ仕込の
肴
(
さかな
)
夫ゆゑ御斷り申せしなり此上は
何卒
(
なにとぞ
)
御免
(
ごめん
)
下さるべしと
詫入
(
わびい
)
るを武士は一向聞入ず
汝
(
おのれ
)
又僞りを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
此家
(
このや
)
の
内
(
うち
)
に
一人
(
ひとり
)
もなし
老婆
(
ばあ
)
さまも
眉毛
(
まゆげ
)
よまれるなと
憎々
(
にく/\
)
しく
言
(
い
)
ひ
放
(
はな
)
つて
見返
(
みかへ
)
りもせずそれは
御尤
(
ごもつとも
)
の
御立腹
(
ごりつぷく
)
ながら
是
(
こ
)
れまでのこと
露
(
つゆ
)
ばかりも
私
(
わたくし
)
知
(
し
)
りての
事
(
こと
)
はなしお
憎
(
にく
)
しみはさることなれど
申譯
(
まをしわけ
)
の
一通
(
ひととほ
)
りお
聞
(
き
)
き
遊
(
あそ
)
ばして
昔
(
むかし
)
の
通
(
とほ
)
りに
思召
(
おぼしめ
)
してよと
詫入
(
わびい
)
る
詞
(
ことば
)
聞
(
き
)
きも
敢
(
あ
)
へず
何
(
なん
)
といふぞ
父親
(
てゝおや
)
の
罪
(
つみ
)
は
我
(
わ
)
れは
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
と手を突いて
詫入
(
わびい
)
るを、
武士
(
さむらい
)
は無理無体に
引張出
(
ひっぱりだ
)
して廊下へ出る。田舎者は
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
詫
漢検準1級
部首:⾔
13画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“詫入”で始まる語句
詫入申