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街々
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まちまち
ふりがな文庫
“
街々
(
まちまち
)” の例文
「さようでございます。おじいさんにつれられて
街々
(
まちまち
)
を
歩
(
ある
)
いて、
唄
(
うた
)
をうたったからすはこれでございます。」と、
宿屋
(
やどや
)
の
主人
(
しゅじん
)
は
答
(
こた
)
えました。
からすの唄うたい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
空には大きな都会のさまざまな
街々
(
まちまち
)
の姿や賑やかさ、または音楽や燈影が、まるで地図のように広げられてくるのでした。
寂しき魚
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
高みから見る横浜
関内
(
かんない
)
の、
街々
(
まちまち
)
の灯は
華
(
はな
)
のようにちらめいて、海の方にも
碇泊船
(
ていはくせん
)
の
燈影
(
ほかげ
)
が星のようにあった。
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
その
街々
(
まちまち
)
の入口に立ててある巨大な
防塞
(
ぼうさい
)
も、どんな危険があっても冒険を止められぬような奴でもまずほとんど確実に参らせてしまうあの厭わしい死の予想でさえも
ペスト王:寓意を含める物語
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
そこでどんなに窮した場合にも残しておいた、舞台で着る衣服
甲冑
(
かっちゅう
)
に身を装い、おりから降りしきる雪の辻々、
街々
(
まちまち
)
を練り歩いて、俳優たちが自ら広告した。
マダム貞奴
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
長
(
なが
)
い
間
(
あいだ
)
の
江戸時代
(
えどじだい
)
の
泰平
(
たいへい
)
の
夢
(
ゆめ
)
も
破
(
やぶ
)
れるときがきました。
江戸
(
えど
)
の
街々
(
まちまち
)
が
戦乱
(
せんらん
)
の
巷
(
ちまた
)
となりましたときに、この一
家
(
か
)
の
人々
(
ひとびと
)
も、ずっと
遠
(
とお
)
い、
田舎
(
いなか
)
の
方
(
ほう
)
へ
逃
(
のが
)
れてきました。
さかずきの輪廻
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
また、
電気
(
でんき
)
が、にぎやかな
街々
(
まちまち
)
につくのも、てんでの
家
(
うち
)
にきたのも、そこには、たくさんな
人
(
ひと
)
たちの
労力
(
ろうりょく
)
とそれに
費
(
つい
)
やされた
日数
(
にっすう
)
があったことを
考
(
かんが
)
えなければなりません。
子供と馬の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
街
常用漢字
小4
部首:⾏
12画
々
3画
“街”で始まる語句
街
街道
街路
街衢
街燈
街上
街頭
街中
街角
街樾