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芳原
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よしはら
ふりがな文庫
“
芳原
(
よしはら
)” の例文
三社樣
(
さんじやさま
)
の
御神輿
(
おみこし
)
が、
芳原
(
よしはら
)
を
渡
(
わた
)
つた
時
(
とき
)
であつた。
仲
(
なか
)
の
町
(
ちやう
)
で、
或
(
ある
)
引手茶屋
(
ひきてぢやや
)
の
女房
(
にようばう
)
の、
久
(
ひさ
)
しく
煩
(
わづら
)
つて
居
(
ゐ
)
たのが、
祭
(
まつり
)
の
景氣
(
けいき
)
に
漸
(
やつ
)
と
起
(
お
)
きて、
微
(
ほのか
)
に
嬉
(
うれ
)
しさうに、しかし
悄乎
(
しよんぼり
)
と
店先
(
みせさき
)
に
彳
(
たゝず
)
んだ。
祭のこと
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
詮方
(
せうこと
)
なしに煙草の会社へ通つて居た十一になる娘を
芳原
(
よしはら
)
へ十両で
売
(
うつ
)
て、
其
(
それ
)
も手数の何のツて途中へ消えて、手に入つたのは
僅
(
たつ
)
たお前、六両ぢやねいか、焼石に水どころの話ぢやねエ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
夫
(
そ
)
れは
夫
(
そ
)
れは
押
(
おさ
)
へ
處
(
どころ
)
の
無
(
な
)
いお
方
(
かた
)
、まあ
今宵
(
こよひ
)
は
何處
(
どこ
)
へお
泊
(
とま
)
りにて、
昨日
(
あす
)
はどのやうな
嘘
(
うそ
)
いふてお
歸
(
かへ
)
り
遊
(
あそ
)
ばすか、
夕
(
ゆふ
)
かた
倶部樂
(
くらぶ
)
へ
電話
(
でんわ
)
をかけしに三
時
(
じ
)
頃
(
ごろ
)
にお
歸
(
かへ
)
りとの
事
(
こと
)
、
又
(
また
)
芳原
(
よしはら
)
の
式部
(
しきぶ
)
がもとへでは
無
(
な
)
きか
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
芳
常用漢字
中学
部首:⾋
7画
原
常用漢字
小2
部首:⼚
10画
“芳原”で始まる語句
芳原被