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みづから
ふりがな文庫
“
自身
(
みづから
)” の例文
自身
(
みづから
)
食客の
糶
(
せり
)
賣したりとて、誰れかは正氣に聞くべき何處にも狂氣あつかひ情なく、さる處にて乞食とあやまたれし時、御臺處に呼こまれて一飯の御馳走下しおかれしを
暗夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お
町
(
まち
)
は
高笑
(
たかわら
)
ひするやうに
成
(
な
)
りて、
時
(
とき
)
は
新玉
(
あらたま
)
の
春
(
はる
)
に
成
(
な
)
りぬ、お
美尾
(
みを
)
は
日々
(
ひゞ
)
に
安
(
やす
)
からぬ
面
(
おも
)
もち、
折
(
をり
)
には
涕
(
なみだ
)
にくるゝ
事
(
こと
)
もあるを、
血
(
ち
)
の
道
(
みち
)
の
故
(
せい
)
と
自身
(
みづから
)
いへば、
與
(
よ
)
四
郎
(
らう
)
は
左
(
さ
)
のみに
物
(
もの
)
も
疑
(
うたが
)
はず
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
此雜踏の中といひ誰れも思ひ寄らぬ事なれば日暮れよりは目にも立つまじと思案して、晝間は花屋の女房に手傳はせ、夜に入りては
自身
(
みづから
)
をり立て呼たつるに、欲なれやいつしか恥かしさも失せて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
此雜沓
(
このざつとう
)
の
中
(
なか
)
といひ
誰
(
た
)
れも
思
(
おも
)
ひ
寄
(
よ
)
らぬ
事
(
こと
)
なれば
日暮
(
ひく
)
れよりは
目
(
め
)
にも
立
(
た
)
つまじと
思案
(
しあん
)
して、
晝間
(
ひるま
)
は
花屋
(
はなや
)
の
女房
(
にようぼう
)
に
手傳
(
てつだ
)
はせ、
夜
(
よ
)
に
入
(
い
)
りては
自身
(
みづから
)
をり
立
(
たち
)
て
呼
(
よび
)
たつるに、
欲
(
よく
)
なれやいつしか
恥
(
はづ
)
かしさも
失
(
う
)
せて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
この雑踏の中といひ
誰
(
た
)
れも思ひ寄らぬ事なれば日暮れよりは目にも立つまじと思案して、昼間は花屋の女房に手伝はせ、夜に入りては
自身
(
みづから
)
をり立て呼たつるに、欲なれやいつしか耻かしさも失せて
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
“自身”で始まる語句
自身番
自身番屋