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脳天
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のうてん
ふりがな文庫
“
脳天
(
のうてん
)” の例文
旧字:
腦天
峯を返しながら、急所の
脳天
(
のうてん
)
を軽く打っておいて、
莞爾
(
かんじ
)
と打ち笑いながら、うしろに控えていた
真槍隊
(
しんそうたい
)
に言い呼ばわりました。
旗本退屈男:03 第三話 後の旗本退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
たぶん、頭がかたい——頑迷だというのかも知れない。母にきいたら、頭の
脳天
(
のうてん
)
に
丁字髷
(
ちょんまげ
)
をのせていたのだともいった。
旧聞日本橋:07 テンコツさん一家
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
とさけびながら
佐分利
(
さぶり
)
五郎次、
三日月
(
みかづき
)
のごとき大刀をまっ
向
(
こう
)
にかざして、
加賀見忍剣
(
かがみにんけん
)
の
脳天
(
のうてん
)
へ斬りさげてくる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
おさげの
脳天
(
のうてん
)
に水色のちょうちょうのリボンをつけているが、それが朝日に輝いていかにもかわいらしい
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
わしには、さっぱりわけが分からんですが、きのうわしは研究所に近づいて
塀
(
へい
)
の破れから中を
監視
(
かんし
)
していますと、いきなり
脳天
(
のうてん
)
をなぐりつけられたんです。気が遠くなりました。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
と、耳元でささやく舌足らずの声が、かぼそく私の
脳天
(
のうてん
)
に
沁
(
し
)
みとおってきたのである。
親馬鹿入堂記
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
と
言
(
い
)
いながら、おばあさんのきねを
取
(
と
)
り
上
(
あ
)
げて、
麦
(
むぎ
)
をつくふりをして、いきなりおばあさんの
脳天
(
のうてん
)
からきねを
打
(
う
)
ち
下
(
お
)
ろしますと、「きゃっ。」という
間
(
ま
)
もなく、おばあさんは目をまわして
かちかち山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
わしの手には、お
喋
(
しゃべ
)
り探偵の
脳天
(
のうてん
)
を叩き破ったハンマーが、血にまみれて、握られていた。それは、彼氏がお喋りに夢中になっている間に、
卓子
(
テーブル
)
の蔭から、コッソリ取出したものだった。
夜泣き鉄骨
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
蟇
(
がま
)
がなめくじに
魔術
(
まじゅつ
)
をほどこしたごとく、じゅうぶんかれの気をのんでしまった竹童は、やがて、一
尺
(
しゃく
)
二尺と梁の上をはいわたって、
蛾次郎
(
がじろう
)
のすぐ
脳天
(
のうてん
)
のところへ
片足
(
かたあし
)
をブランと
垂
(
た
)
らした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、彼の
脳天
(
のうてん
)
にはげしい一撃が加わって、彼は意識を失ってしまった。
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
いま、かれは
無我無心
(
むがむしん
)
に、相手の
脳天
(
のうてん
)
をねらってとんだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、帆村は自分の
脳天
(
のうてん
)
に指をたてた。
什器破壊業事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“脳天”の意味
《名詞》
脳天(のうてん)
頭。頭の天辺。
(出典:Wiktionary)
脳
常用漢字
小6
部首:⾁
11画
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
“脳”で始まる語句
脳裡
脳
脳髄
脳漿
脳溢血
脳裏
脳震盪
脳味噌
脳貧血
脳膜