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かうあん
『
何にしても、
私は
出て
參りません、
兎に
角』と
云つて愛ちやんは、『のみならず、それは
正しい
規則ではありません、
唯た
今考案されたのですもの』
で、それほどばくち
好きな
支那人が
工夫考案したものだけに、
麻雀ほど
魅力のある、
感じのいい、
倦くことを
知らない
遊びはまア
世界にもあるまいかと
思はれる。
恁くて
互に
其の
間に
考案する
隙ありき。さすがに
斯道の
達人とて、
積薪は
耳を
澄して、
密かに
其の
戰を
聞居たり。
時四更に
至りて、
姑の
曰く、お
前、おまけだね、
勝つたが
九目だけと。