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かうあん
恁くて
互に
其の
間に
考案する
隙ありき。さすがに
斯道の
達人とて、
積薪は
耳を
澄して、
密かに
其の
戰を
聞居たり。
時四更に
至りて、
姑の
曰く、お
前、おまけだね、
勝つたが
九目だけと。
早々鈴ヶ森の
村役人へ屆けければ村役人は其段訴へ出で
早速檢使の役人出張ありて改め等
相濟み飛脚の
死骸は十七屋孫兵衞方へ
引渡しと相成けるとぞ其の
昔し
延文康安の頃伊勢の
國司長野の城主
仁木右京大夫義長は
己れが
擅横に太神宮の
御神領迄を