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結
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な
ふりがな文庫
“
結
(
な
)” の例文
硝子戸
(
ガラスど
)
の
中
(
うち
)
から外を見渡すと、
霜除
(
しもよけ
)
をした
芭蕉
(
ばしょう
)
だの、赤い
実
(
み
)
の
結
(
な
)
った梅もどきの枝だの、無遠慮に直立した電信柱だのがすぐ眼に着くが
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「蟻じゃない。こうして、天気の
好
(
い
)
い時に、花粉を取って、雌蕊へ塗り付けて置くと、今に実が
結
(
な
)
るんです。暇だから植木屋から聞いた通り、遣ってる所だ」
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「蟻ぢやない。
斯
(
か
)
うして、天気の
好
(
い
)
い時に、花粉を
取
(
と
)
つて、
雌蕊
(
しずゐ
)
へ塗り
付
(
つ
)
けて置くと、今に
実
(
み
)
が
結
(
な
)
るんです。
暇
(
ひま
)
だから植木屋から
聞
(
き
)
いた通り、
遣
(
や
)
つてる所だ」
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
芭蕉
(
ばしょう
)
に実が
結
(
な
)
ると
翌年
(
あくるとし
)
からその幹は枯れてしまう。竹も同じ事である。動物のうちには子を生むために生きているのか、死ぬために子を生むのか解らないものがいくらでもある。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
枝にはまだ熟しない
実
(
み
)
が
云訳
(
いいわけ
)
ほど
結
(
な
)
って、その一本の
股
(
また
)
の所に、
空
(
から
)
の
虫籠
(
むしかご
)
がかかっていた。その下には
瘠
(
や
)
せた鶏が二三羽むやみに爪を立てた地面の中を
餓
(
う
)
えた
嘴
(
くちばし
)
でつついていた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
その垣には
珊瑚樹
(
さんごじゅ
)
の実が一面に
結
(
な
)
っていて、葉越に隣の
藁屋根
(
わらやね
)
が四半分ほど見えます。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“結”の意味
《名詞》
結(けつ)
漢詩の起承転結の最後。結句。
(出典:Wiktionary)
“結”の解説
結(ゆい)とは、主に小さな集落や自治単位における共同作業の制度である。一人で行うには多大な費用と期間、そして労力が必要な作業を、集落の住民総出で助け合い、協力し合う相互扶助の精神で成り立っている。
(出典:Wikipedia)
結
常用漢字
小4
部首:⽷
12画
“結”を含む語句
結局
結末
結構
結果
結髪
凝結
結合
元結
結婚
結目
結納
結句
髪結
結綿
結立
結着
引結
文七元結
手結
結直
...