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禪門
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ぜんもん
ふりがな文庫
“
禪門
(
ぜんもん
)” の例文
新字:
禅門
維盛卿は父に向ひ、『先刻
祖父
(
そふ
)
禪門
(
ぜんもん
)
の
御勸
(
おんすゝ
)
めありし宋朝渡來の醫師、聞くが如くんば世にも稀なる
名手
(
めいしゆ
)
なるに、父上の
拒
(
こば
)
み給ひしこそ心得ね』
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
と
町内第一
(
ちやうないだいいち
)
の
古老
(
こらう
)
で、
紺
(
こん
)
と
白
(
しろ
)
の
浴衣
(
ゆかた
)
を
二枚
(
にまい
)
重
(
かさ
)
ねた
禪門
(
ぜんもん
)
。
豫
(
かね
)
て
禪機
(
ぜんき
)
を
得
(
え
)
た
居士
(
こじ
)
だと
言
(
い
)
ふが、
悟
(
さとり
)
を
開
(
ひら
)
いても
迷
(
まよ
)
つても、
南
(
みなみ
)
が
吹
(
ふ
)
いて
近火
(
きんくわ
)
では
堪
(
たま
)
らない。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
宜道
(
ぎだう
)
から
此
(
この
)
夢窓國師
(
むさうこくし
)
と
大燈國師
(
だいとうこくし
)
とは、
禪門
(
ぜんもん
)
中興
(
ちゆうこう
)
の
祖
(
そ
)
であると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
を
教
(
をそ
)
はつたのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
それでも、
誰
(
たれ
)
もが、
此
(
こ
)
の
御老體
(
ごらうたい
)
に
救
(
すく
)
はれた
如
(
ごと
)
くに
感
(
かん
)
じて、
盡
(
こと/″\
)
く
前者
(
ぜんしや
)
の
暴言
(
ばうげん
)
を
怨
(
うら
)
んだ。——
處
(
ところ
)
で、その
鐵棒
(
かなぼう
)
をついた
凸
(
でこ
)
がと
言
(
い
)
ふと、
右
(
みぎ
)
禪門
(
ぜんもん
)
の
一家
(
いつか
)
、……どころか、
忰
(
せがれ
)
なのだからおもしろい。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
禪
部首:⽰
17画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
“禪”で始まる語句
禪杖
禪
禪學
禪師
禪僧
禪宗
禪定
禪寺
禪尼
禪機