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石室
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せきしつ
ふりがな文庫
“
石室
(
せきしつ
)” の例文
さて
話
(
はなし
)
は
前
(
まへ
)
に
戻
(
もど
)
り
古墳
(
こふん
)
の
中
(
なか
)
には、どういふものが
埋
(
うづ
)
められてゐるかと
申
(
まを
)
しますと、
石棺
(
せきかん
)
あるひは
石室
(
せきしつ
)
の
中
(
なか
)
、
死體
(
したい
)
を
收
(
をさ
)
めてあつた
所
(
ところ
)
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
何う云う訳でお前まア
此様
(
こん
)
な棺桶へ入れられて
埋
(
うめ
)
られたのか知らんけれども死んだ人なれば穴を掘って墓場へ埋めなければならんが、本堂の
石室
(
せきしつ
)
の中へ入れて
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
水に酒を和して叮嚀に洗骨して別に造ってある
石室
(
せきしつ
)
の墓に収める習俗を生むようになったのである。
本朝変態葬礼史
(新字新仮名)
/
中山太郎
(著)
漸く
人心地
(
ひとここち
)
に立ち
還
(
かえ
)
りぬ、聞けば予が苦しさの余りに、
仙台萩
(
せんだいはぎ
)
の
殿様
(
とのさま
)
が
御膳
(
ごぜん
)
を恋しく思いしよりも、なお待ち
焦
(
こが
)
れし八合目の
石室
(
せきしつ
)
の炉辺に
舁
(
か
)
き
据
(
す
)
えられ、一行は種々の手段を施こし
寒中滞岳記:(十月一日より十二月廿一日に至る八十二日間)
(新字新仮名)
/
野中至
(著)
竜動
(
ロンドン
)
に
巍々
(
ぎぎ
)
たる
大廈
(
たいか
)
石室
(
せきしつ
)
なり、その市街に来往する肥馬軽車なり、公園の壮麗、寺院の宏大、これを作りてこれを維持するその費用の一部分は、遠く野蛮未開の国土より来りしものならん。
教育の目的
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
己は隠居してから心を著述に
専
(
もつぱら
)
にして、
古本大学刮目
(
こほんだいがくくわつもく
)
、
洗心洞剳記
(
せんしんどうさつき
)
、同
附録抄
(
ふろくせう
)
、
儒門空虚聚語
(
じゆもんくうきよしゆうご
)
、
孝経彙註
(
かうきやうゐちゆう
)
の刻本が次第に完成し、
剳記
(
さつき
)
を富士山の
石室
(
せきしつ
)
に
蔵
(
ざう
)
し、又
足代権太夫弘訓
(
あじろごんたいふひろのり
)
の
勧
(
すゝめ
)
によつて、宮崎
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
内部
(
ないぶ
)
は
案外
(
あんがい
)
綺麗
(
きれい
)
でありますから、ちょっとこゝで
住居
(
じゆうきよ
)
してもよいと
思
(
おも
)
ふほどであります。
道理
(
どうり
)
で
時
(
とき
)
には
乞食
(
こじき
)
などが、この
石室
(
せきしつ
)
に
住
(
す
)
んだりしてをります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
三人と共に猛烈なる吹雪に
遮
(
さえぎ
)
られあるいは依頼品を吹飛ばさるる等、僅かに必要の文書類を、
倔強
(
くっきょう
)
なる二人に依頼して持ち行かしめ、他は
皆
(
み
)
な八合目の
石室
(
せきしつ
)
に止まりたりしも如何にも残念なりとて
寒中滞岳記:(十月一日より十二月廿一日に至る八十二日間)
(新字新仮名)
/
野中至
(著)
それですからこの
横穴
(
よこあな
)
は
古墳
(
こふん
)
の
石室
(
せきしつ
)
と
同
(
おな
)
じ
意味
(
いみ
)
のものでありまして、その
作
(
つく
)
り
方
(
かた
)
と
大體
(
だいたい
)
においてよく
似
(
に
)
てをります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
“石室”の意味
《名詞》
石を組んで造った室。
古墳で埋葬者を安置するために造られた石造の部屋。
(出典:Wiktionary)
“石室”の解説
石室(せきしつ)とは、古墳の墳丘の中に造られた石造りの埋葬施設である。棺を直接覆う槨とは区別される。
(出典:Wikipedia)
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
室
常用漢字
小2
部首:⼧
9画
“石室”で始まる語句
石室崎