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石之助
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いしのすけ
ふりがな文庫
“
石之助
(
いしのすけ
)” の例文
母
(
はゝ
)
は
大方
(
おほかた
)
かゝる
事
(
こと
)
と
今朝
(
けさ
)
よりの
懸念
(
けねん
)
うたがひなく、
幾金
(
いくら
)
とねだるか、ぬるき
旦那
(
だんな
)
どのゝ
處置
(
しよち
)
はがゆしと
思
(
おも
)
へど、
我
(
わ
)
れも
口
(
くち
)
にては
勝
(
かち
)
がたき
石之助
(
いしのすけ
)
の
辨
(
べん
)
に
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
石之助
(
いしのすけ
)
が机にむかつて、算術をかんがへてゐますと、となりの
金
(
きん
)
さんが来て
硯箱と時計
(新字旧仮名)
/
沖野岩三郎
(著)
歸
(
かへ
)
れ、
何處
(
どこ
)
へでも
歸
(
かへ
)
れ、
此家
(
このや
)
に
恥
(
はぢ
)
は
見
(
み
)
するなとて
父
(
ちゝ
)
は
奧深
(
おくふか
)
く
這入
(
はい
)
りて、
金
(
かね
)
は
石之助
(
いしのすけ
)
が
懷中
(
ふところ
)
に
入
(
い
)
りぬ。
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
石之助
(
いしのすけ
)
其夜
(
そのよ
)
はをとなしく、
新年
(
はる
)
は
明日
(
あす
)
よりの三ヶ
日
(
にち
)
なりとも、
我
(
わ
)
が
家
(
いへ
)
にて
祝
(
いは
)
ふべき
筈
(
はづ
)
ながら
御存
(
ごぞん
)
じの
締
(
しま
)
りなし、
堅
(
かた
)
くるしき
袴
(
はかま
)
づれに
挨拶
(
あいさつ
)
も
面倒
(
めんどう
)
、
意見
(
いけん
)
も
實
(
じつ
)
は
聞
(
きゝ
)
あきたり
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
石之助
(
いしのすけ
)
とて山村の総領息子、母の違ふに
父親
(
てておや
)
の愛も薄く、これを養子に
出
(
いだ
)
して
家督
(
あと
)
は
妹娘
(
いもとむすめ
)
の
中
(
なか
)
にとの相談、十年の昔しより耳に
挟
(
はさ
)
みて面白からず、今の世に勘当のならぬこそをかしけれ
大つごもり
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
之
漢検準1級
部首:⼃
4画
助
常用漢字
小3
部首:⼒
7画
“石之”で始まる語句
石之姫
石之華