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眞田
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さなだ
ふりがな文庫
“
眞田
(
さなだ
)” の例文
新字:
真田
肌を押し脱ぐと、背筋を眞ん中にして、左右へ三枚づつ、
眞田
(
さなだ
)
の
紋
(
もん
)
のやうに、六文錢の文身、これは何となく方がきいて居りました。
銭形平次捕物控:007 お珊文身調べ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
煙草盆
(
たばこぼん
)
に
香
(
かう
)
の
薫
(
かをり
)
のみして、
座
(
ざ
)
にいまだ
人影
(
ひとかげ
)
なき
時
(
とき
)
、
瀧君
(
たきくん
)
の
此
(
こ
)
の
光景
(
くわうけい
)
は、
眞田
(
さなだ
)
が
六文錢
(
ろくもんせん
)
の
伏勢
(
ふせぜい
)
の
如
(
ごと
)
く、
諸葛亮
(
しよかつりやう
)
の
八門遁甲
(
はちもんとんかふ
)
の
備
(
そなへ
)
に
似
(
に
)
て
居
(
ゐ
)
る。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
宗助
(
そうすけ
)
が
廣島
(
ひろしま
)
へ
歸
(
かへ
)
ると
間
(
ま
)
もなく、
叔父
(
をぢ
)
は
其
(
その
)
賣捌方
(
うりさばきかた
)
を
眞田
(
さなだ
)
とかいふ
懇意
(
こんい
)
の
男
(
をとこ
)
に
依頼
(
いらい
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
屏風を
建廻
(
たてまわ
)
して、武張ったお方ゆえ近臣に勇ましい話をさせ昔の
太閤
(
たいこう
)
とか、又
眞田
(
さなだ
)
は斯う云う
計略
(
はかりごと
)
を致しました、
楠
(
くすのき
)
は斯うだというようなお話をすると、少しは
紛
(
まぎ
)
れておいでゞございます。
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
連
(
つれ
)
たる
浪人體
(
らうにんてい
)
の者夫婦
連
(
づれ
)
とも言べき樣子にて男の衣類は黒羽二重の
紋付
(
もんつき
)
に下には
縞縮緬
(
しまちりめん
)
の小袖を着し
紺博多
(
こんはかた
)
の帶を
締
(
しめ
)
大小なども相應なるを帶して
更紗
(
さらさ
)
の風呂敷包み二つ
眞田
(
さなだ
)
の
紐
(
ひも
)
にて中を
縛
(
くゝ
)
り是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
眞
部首:⽬
10画
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
“眞田”で始まる語句
眞田紐
眞田家
眞田商人
眞田幸村
眞田伊豆守幸豐公