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相応
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そぐ
ふりがな文庫
“
相応
(
そぐ
)” の例文
旧字:
相應
紫玉は我知らず
衣紋
(
えもん
)
が
締
(
しま
)
った。……
称
(
とな
)
えかたは
相応
(
そぐ
)
わぬにもせよ、
拙
(
へた
)
な山水画の
裡
(
なか
)
の隠者めいた老人までが、確か自分を知っている。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そして何か考え込みながら、窓から外を眺めている時の横顔などが、その気分と
相応
(
そぐ
)
わないほど淋しく見られることがあった。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
指
(
ゆびさ
)
された入口の扉を背にして
起
(
た
)
ったのは、この空気とは
相応
(
そぐ
)
わない、名記者千種十次郎の和服姿です。
踊る美人像
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「ノッソリの方は当たっているがズングリの方はちと
相応
(
そぐ
)
わぬ。どうしてなかなか美少年だ」
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
紫玉は
我知
(
われし
)
らず
衣紋
(
えもん
)
が
締
(
しま
)
つた。……
称
(
とな
)
へかたは
相応
(
そぐ
)
はぬにもせよ、
拙
(
へた
)
な山水画の
裡
(
なか
)
の隠者めいた老人までが、確か自分を知つて居る。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
僧院の
生活
(
くらし
)
も不安であった。そうして俺達には
相応
(
そぐ
)
わなかった。その時造顔師の噂を聞いた。どんなに俺は喜んだか! で、山伝いに行くことにした。そうして今やここへ来た。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
但し閨の戸では、この室には
相応
(
そぐ
)
わぬ。寝ているのは、およそ十五畳ばかりの西洋
室
(
ま
)
……と云うが、この部落における、ある
国手
(
いしゃ
)
の診察室で。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
茶の
唐縮緬
(
めりんす
)
の帯、それよりも煙草に
相応
(
そぐ
)
わないのは、東京のなにがし工業学校の金色の
徽章
(
きしょう
)
のついた制帽で、
巻莨
(
まきたばこ
)
ならまだしも、
喫
(
の
)
んでいるのが
刻煙草
(
きざみ
)
である。
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
我ながら
相応
(
そぐ
)
はない事を云つて、
火桶
(
ひおけ
)
の
此方
(
こなた
)
へ坐つた時、
違棚
(
ちがいだな
)
の背皮の文字が、
稲妻
(
いなずま
)
の如く沢の
瞳
(
ひとみ
)
を
射
(
い
)
た、
他
(
ほか
)
には何もない、机の上なるも其の中の一冊である。
貴婦人
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
此方
(
こなた
)
も古塚の奇異に対して、
瞑想
(
めいそう
)
黙思した男には
相応
(
そぐ
)
わない。
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“相応”の解説
相応(そうおう)とは、つり合っていること即ち相応しい(ふさわしい)ことである。ここでは仏教用語の相応について解説する。
(出典:Wikipedia)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
応
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
“相”で始まる語句
相
相手
相違
相好
相撲
相談
相槌
相貌
相模
相対