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目遣
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めづかひ
ふりがな文庫
“
目遣
(
めづかひ
)” の例文
満枝はさすが
過
(
あやまち
)
を悔いたる
風情
(
ふぜい
)
にて、やをら左の
袂
(
たもと
)
を
膝
(
ひざ
)
に
掻載
(
かきの
)
せ、
牡丹
(
ぼたん
)
の
莟
(
つぼみ
)
の如く
揃
(
そろ
)
へる
紅絹裏
(
もみうら
)
の
振
(
ふり
)
を
弄
(
まさぐ
)
りつつ、彼の
咎
(
とがめ
)
を
懼
(
おそ
)
るる
目遣
(
めづかひ
)
してゐたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
安井
(
やすゐ
)
自身
(
じしん
)
もそんな
心持
(
こゝろもち
)
がすると
云
(
い
)
つて、わざ/\
襯衣
(
しやつ
)
の
袖
(
そで
)
を
捲
(
まく
)
り
上
(
あ
)
げて、
青筋
(
あをすぢ
)
の
入
(
はひ
)
つた
腕
(
うで
)
を
獨
(
ひとり
)
で
撫
(
な
)
でてゐた。
御米
(
およね
)
も
嬉
(
うれ
)
しさうに
眼
(
め
)
を
輝
(
かゞや
)
かした。
宗助
(
そうすけ
)
にはその
活溌
(
くわつぱつ
)
な
目遣
(
めづかひ
)
が
殊
(
こと
)
に
珍
(
めづ
)
らしく
受取
(
うけと
)
れた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“目”で始まる語句
目
目的
目出度
目前
目標
目貫
目覚
目論見
目下
目論