トップ
>
紅絹裏
ふりがな文庫
“紅絹裏”の読み方と例文
読み方
割合
もみうら
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もみうら
(逆引き)
三味線棹
(
しゃみせんざお
)
が、壁に、鼻の下の長い自分を
嘲
(
わら
)
っているように
嫌
(
いや
)
に長く見える。
衣桁
(
いこう
)
に脱ぎすててあるふだん着の
紅絹裏
(
もみうら
)
を見ても
焦々
(
いらいら
)
する。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
女夫枕
(
めをとまくら
)
に靜かに横たはつた花嫁の死骸は、
紅絹裏
(
もみうら
)
の夜の物をはね退け、
緋縮緬
(
ひぢりめん
)
の
長襦袢
(
ながじゆばん
)
のまゝ、血汐の中に
浸
(
ひた
)
つてゐるのです。
銭形平次捕物控:287 血塗られた祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
満枝はさすが
過
(
あやまち
)
を悔いたる
風情
(
ふぜい
)
にて、やをら左の
袂
(
たもと
)
を
膝
(
ひざ
)
に
掻載
(
かきの
)
せ、
牡丹
(
ぼたん
)
の
莟
(
つぼみ
)
の如く
揃
(
そろ
)
へる
紅絹裏
(
もみうら
)
の
振
(
ふり
)
を
弄
(
まさぐ
)
りつつ、彼の
咎
(
とがめ
)
を
懼
(
おそ
)
るる
目遣
(
めづかひ
)
してゐたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
紅絹裏(もみうら)の例文をもっと
(12作品)
見る
紅
常用漢字
小6
部首:⽷
9画
絹
常用漢字
小6
部首:⽷
13画
裏
常用漢字
小6
部首:⾐
13画
“紅絹”で始まる語句
紅絹
紅絹切
検索の候補
裏紅絹
紅絹
紅裏
甲斐絹裏
絹紅
絹裏
紅絹切
紅裏付
皆絹裏
絳絹裏
“紅絹裏”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
木下尚江
吉川英治
谷崎潤一郎
石川啄木
長谷川時雨
菊池寛
夏目漱石
森鴎外
野村胡堂