番号ばんごう)” の例文
旧字:番號
すると、ある停車場ていしゃば構内こうないに、ここからは、とおくへだたっている平原へいげんなかのレールからいた番号ばんごう汽罐車きかんしゃがじっとしてやすんでいました。
負傷した線路と月 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして気をつけて見ると、そこらには、ひづめの二つある足跡あしあとのついたいわが、四角しかくに十ばかり、きれいに切り取られて番号ばんごうがつけられてありました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「このかぎは、どんなはこけるためであったろう?」と、かれは、そのかぎをよくよくにとってみますと、2という番号ばんごうがついていました。
三つのかぎ (新字新仮名) / 小川未明(著)
富沢とみざわは地図のその点にだいだいって番号ばんごうを書きながら読んだ。斉田はそれを包みの上に書きつけて背嚢はいのうに入れた。
泉ある家 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ただ、このりこうな若者わかものは、このかぎの番号ばんごうが3であったから、まだこれとおないかぎがにあろうとおもいました。
三つのかぎ (新字新仮名) / 小川未明(著)
会社かいしゃ電話でんわをかけてみようか、電話でんわ番号ばんごうをよくきいておけばよかったと、おかあさんは、をもんでいられました。
夕焼けがうすれて (新字新仮名) / 小川未明(著)
「なにに使つかったものだろう……。」とおもいながら、よくますと、それには、3という番号ばんごうがついていました。
三つのかぎ (新字新仮名) / 小川未明(著)
つきはその汽罐車きかんしゃではないかとりてみましたが、番号ばんごうがちがっていました。
負傷した線路と月 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかし、この汽車きしゃ汽罐車きかんしゃも、つきのたずねている番号ばんごうではありませんでした。
負傷した線路と月 (新字新仮名) / 小川未明(著)
幸三こうぞうは、倉庫そうこがちがったのでないかと、あたりをまわしますと、番号ばんごうおなじければ、すべての記憶きおくおなじでありましたから、社長しゃちょうにおにかかって、少年しょうねんのことをたずねようとおもいました。
新しい町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
をつけ、番号ばんごう!」
日の当たる門 (新字新仮名) / 小川未明(著)