“ばんごう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
番号77.8%
万劫22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「このかぎは、どんなはこけるためであったろう?」と、かれは、そのかぎをよくよくにとってみますと、2という番号ばんごうがついていました。
三つのかぎ (新字新仮名) / 小川未明(著)
富沢とみざわは地図のその点にだいだいって番号ばんごうを書きながら読んだ。斉田はそれを包みの上に書きつけて背嚢はいのうに入れた。
泉ある家 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
が、それを心着いた時は——と云って垂々たらたらと額に流るる汗をぬぐって——ただ一瞬間に千万無量、万劫ばんごうの煩悩を起した。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
法律で罰することの出来ないものは、心の鬼に責めさせて、いかさず殺さず、万劫ばんごう苦しめるのが一番良い。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)