“富沢”の読み方と例文
旧字:富澤
読み方割合
とみざわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
富沢とみざわは地図のその点にだいだいって番号ばんごうを書きながら読んだ。斉田はそれを包みの上に書きつけて背嚢はいのうに入れた。
泉ある家 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
強い老人ろうじんらしい声が剣舞けんばいはやしをさけぶのにびっくりして富沢とみざわは目をさました。台所の方でだれか三、四人の声ががやがやしているそのなかでいまの声がしたのだ。
泉ある家 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
二人はそこにあったもみくしゃの単衣ひとえあせのついたシャツの上にて今日の仕事しごと整理せいりをはじめた。富沢とみざわ色鉛筆いろえんぴつで地図をいろどり直したり、手帳てちょうへ書きんだりした。
泉ある家 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)