“色鉛筆”の読み方と例文
読み方割合
いろえんぴつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少年しょうねんは、色鉛筆いろえんぴつかみを、そこへなげててしまいました。なぜなら、はなだけをかいても、おとをかくことができません。
夢のような昼と晩 (新字新仮名) / 小川未明(著)
私は自分の「美しい村」のノオトとして悪戯いたずら半分に色鉛筆いろえんぴつでもって丹念たんねんに描いた、その村の手製の地図を、彼女の前にひろげながら、その地図の上に万年筆で
美しい村 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
二人はそこにあったもみくしゃの単衣ひとえあせのついたシャツの上にて今日の仕事しごと整理せいりをはじめた。富沢とみざわ色鉛筆いろえんぴつで地図をいろどり直したり、手帳てちょうへ書きんだりした。
泉ある家 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)