“まんごう”の漢字の書き方と例文
語句割合
万劫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
印度洋のかの不可思議ふかしぎな色をして千劫せんごう万劫まんごうむ時もなくゆらめくなぞの様な水面すいめん熟々つくづくと見て居れば、引き入れられる様で、吾れ知らず飛び込みたくなる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
すこし世間に知られた一家で。一度キの字を出したら最後じゃ。万劫まんごう末代血統ちすじさわる。早い話がせがれや娘の。縁があぶなくなるその上に。近所隣りの目下の連中に。あれは非道ひどうなお金の祟りよ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)