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いきながら
ふりがな文庫
“
生存
(
いきながら
)” の例文
それだのに人猿と相伴なってボルネオの奥地に棲息し二十世紀の今日まで
生存
(
いきながら
)
えていようとは正に世界の驚異である。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
さゝ、
速
(
はや
)
う
去
(
い
)
なしゃれ。
生存
(
いきながら
)
へて、
後日
(
ごじつ
)
、
自分
(
じぶん
)
は、
狂人
(
きちがひ
)
の
仁情
(
なさけ
)
で、
危
(
あやふ
)
い
所
(
ところ
)
を
助
(
たす
)
かったとお
言
(
い
)
ひなされ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
相客といふのは、島華水、岡本橘仙、湯浅半月……といつたやうな、検校とは古馴染で、これまで
幾度
(
いくたび
)
か平家琵琶を聞いて、無事に
生存
(
いきながら
)
へてゐる程健康な人達だつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
味気無き世に未練はもたねば物の見事に死んで退けて、十兵衞といふ
愚魯漢
(
ばかもの
)
は自己が業の
粗漏
(
てぬかり
)
より恥辱を受けても、生命惜しさに
生存
(
いきながら
)
へて居るやうな
鄙劣
(
けち
)
な奴では無かりしか
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
殊
(
こと
)
に老人の
傷処
(
きずしょ
)
を
検
(
あらた
)
め見れば
咽
(
のど
)
を一突にて深く刺れ「
苦
(
あっ
)
」とも云わずに死せしとこそ思わるれ、
曲者
(
くせもの
)
の去りたる後まで
生存
(
いきながら
)
えしとは
認
(
みと
)
む可からず、笑の浮みしは実際にして又道理なり
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
▼ もっと見る
味気なき世に未練はもたねばものの見事に死んで
退
(
の
)
けて、十兵衛という
愚魯漢
(
ばかもの
)
は自己が業の
粗漏
(
てぬかり
)
より恥辱を受けても、生命惜しさに
生存
(
いきながら
)
えて居るような
鄙劣
(
けち
)
な
奴
(
やつ
)
ではなかりしか
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
総司は、良順の介抱によって、今日
生存
(
いきながら
)
えているといってもよいのであった。
甲州鎮撫隊
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
戻
(
もど
)
れ、おろかな
涙
(
なみだ
)
め、
元
(
もと
)
の
泉
(
いづみ
)
へ
戻
(
もど
)
りをれ。
悲歎
(
かなしみ
)
に
献
(
さゝ
)
ぐる
貢
(
みつぎ
)
を
間違
(
まちが
)
へて
喜悦
(
よろこび
)
に
献上
(
まゐら
)
せをる。チッバルトが
殺
(
ころ
)
したでもあらう
我
(
わが
)
夫
(
つま
)
は
生存
(
いきながら
)
へて、
我
(
わが
)
夫
(
つま
)
を
殺
(
ころ
)
したでもあらうチッバルトが
死
(
し
)
んだのぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
カピ妻 と
言
(
い
)
ふのも、あの
二心
(
ふたごころ
)
の
下手人
(
げしゅにん
)
めが
生存
(
いきながら
)
へてをるからぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
“生存”の意味
《名詞》
生 存(せいぞん)
生命を存続すること。
(出典:Wiktionary)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
存
常用漢字
小6
部首:⼦
6画
“生存”で始まる語句
生存者
生存競争
生存の尖端
生存中
生存競爭
生存競争裏