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玉章
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ふみ
ふりがな文庫
“
玉章
(
ふみ
)” の例文
……同じ事を、絶えず休まずに繰返して、この
玩弄物
(
おもちゃ
)
を売るのであるが、
玉章
(
ふみ
)
もなし口上もなしで、ツンとしたように黙っているので。
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
午飯
(
おひる
)
に、けんちんを
食
(
た
)
べて
吐
(
は
)
いた。——
夏
(
なつ
)
の
事
(
こと
)
だし、
先生
(
せんせい
)
の
令夫人
(
れいふじん
)
が
心配
(
しんぱい
)
をなすつて、お
實家方
(
さとかた
)
がお
醫師
(
いしや
)
だから、
玉章
(
ふみ
)
を
頂
(
いたゞ
)
いて
出向
(
でむ
)
くと、
診察
(
しんさつ
)
して、
打傾
(
うちかたむ
)
いて、
又
(
また
)
一封
(
いつぷう
)
の
返信
(
へんしよ
)
を
授
(
さづ
)
けられた。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
だつて、
何
(
なん
)
の
企謀
(
たくらみ
)
を
遊
(
あそ
)
ばすんではなし、
主
(
ぬし
)
のある
方
(
かた
)
だと
云
(
い
)
つて、たゞ
夜半
(
よなか
)
忍
(
しの
)
んでお
逢
(
あ
)
ひなさいます、
其
(
そ
)
のあの、
垣根
(
かきね
)
の
隙間
(
すきま
)
を
密
(
そつ
)
とお
知
(
し
)
らせだけの
玉章
(
ふみ
)
なんですわ。——あゝ、
此處
(
こゝ
)
でしたよ。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
章
常用漢字
小3
部首:⽴
11画
“玉”で始まる語句
玉
玉蜀黍
玉葱
玉鬘
玉璽
玉菜
玉藻
玉簾
玉垣
玉座