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ものめずら
ふりがな文庫
“
物珍
(
ものめずら
)” の例文
物珍
(
ものめずら
)
しそうに、にんじんは、この新来の客を観察した。この数日間、ルピック一家の注意は、彼から彼女のほうへ移るわけである。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
良
(
りょう
)
一の
机
(
つくえ
)
の
上
(
うえ
)
には、
電池
(
でんち
)
や、
真空管
(
しんくうかん
)
や、コイルや、ヒューズや、いろんなものがならんでいるのを、
友吉
(
ともきち
)
は、
物珍
(
ものめずら
)
しそうにながめていました。
僕が大きくなるまで
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
若者が
猿爺
(
さるじい
)
さんに逢った話をしますと、村の人達はなぜかしらひどく感心しました。そして翌朝になると、
半
(
なか
)
ば親切から、半ば
物珍
(
ものめずら
)
しさから、いろんなものを持っていってやりました。
キンショキショキ
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
そこで、
中途
(
ちゅうと
)
までいった
時分
(
じぶん
)
には、五
匹
(
ひき
)
とも
疲
(
つか
)
れてしまって、しばらく、
枝
(
えだ
)
の
上
(
うえ
)
に
休
(
やす
)
んで、
物珍
(
ものめずら
)
しげに、あたりの
景色
(
けしき
)
などをながめていました。
三匹のあり
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
娘
(
むすめ
)
は
黒
(
くろ
)
んぼを、
物珍
(
ものめずら
)
しそうに
振
(
ふ
)
り
返
(
かえ
)
りますと、
黒
(
くろ
)
んぼは
立
(
た
)
ち
止
(
ど
)
まって、
不思議
(
ふしぎ
)
そうに、
娘
(
むすめ
)
の
顔
(
かお
)
を
見
(
み
)
つめていましたが、やがて
近寄
(
ちかよ
)
ってまいりました。
港に着いた黒んぼ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
達吉
(
たつきち
)
は、リヤカーに
乗
(
の
)
せてもらって、
車
(
くるま
)
の
上
(
うえ
)
から、はじめて
見
(
み
)
る
町
(
まち
)
の
景色
(
けしき
)
を
物珍
(
ものめずら
)
しそうにながめていました。
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
黒
(
くろ
)
んぼは、
日当
(
ひあ
)
たりの
途
(
みち
)
を
歩
(
ある
)
いて、あたりを
物珍
(
ものめずら
)
しそうに、きょろきょろとながめながらやってきますと、ふと、
町角
(
まちかど
)
のところで、うす
青
(
あお
)
い
着物
(
きもの
)
をきた
娘
(
むすめ
)
に
出
(
で
)
あいました。
港に着いた黒んぼ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あたりを
物珍
(
ものめずら
)
しそうにながめていました。
世の中へ出る子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
珍
常用漢字
中学
部首:⽟
9画
“物”で始まる語句
物
物凄
物語
物憂
物識
物怪
物騒
物置
物音
物思