“猿爺”の読み方と例文
読み方割合
さるじい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若者が猿爺さるじいさんに逢った話をしますと、村の人達はなぜかしらひどく感心しました。そして翌朝になると、なかば親切から、半ば物珍ものめずらしさから、いろんなものを持っていってやりました。
キンショキショキ (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
やはり猿爺さるじいさんの居どころを探しあぐんで、村から半里ばかりある丘のふもとを通っていますと、どこからか、キンショキショキ、キンショキショキ……という気持ちのいい音が聞こえてきました。
キンショキショキ (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
「あれは猿爺さるじいさんの猿じゃないかな」
キンショキショキ (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)