“ものめずら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
物珍70.0%
物奇20.0%
物希10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りょう一のつくえうえには、電池でんちや、真空管しんくうかんや、コイルや、ヒューズや、いろんなものがならんでいるのを、友吉ともきちは、物珍ものめずらしそうにながめていました。
僕が大きくなるまで (新字新仮名) / 小川未明(著)
それから彼は、片眼鏡モノクルでも欲しそうな鑑賞的な態度になって、物奇ものめずらしそうな視線を立ち並ぶ古代時計にせはじめた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
手足や髪の見ちがえるほど美しく肉づき伸びて行くのが物希ものめずらしくふと彼の目に映った。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)